鬼殺隊とは？

鬼殺隊とは、読んで時の如く、「鬼を殺す部隊」のことです。しかし、「鬼」そのものを一般の人はあまり見たことがなく、その頃（大正時代）の政府に正式な部隊として認められていたわけではありませんでした。少なからず知るものも、この部隊の人たちのことは、「鬼殺隊」ではなく「鬼狩り」と呼んでいました。非公認組織であるため、表立って帯刀できず、不便さがありました。

鬼殺隊とは

鬼殺隊の隊士は全部で数百名が在籍します。隊士は甲から癸までの階級で割り振られ、「柱」はその中でもトップの隊士達です。当主は「お館様」と呼ばれます。

鬼殺隊隊士は鬼を倒すことが目的なため、日々その鍛錬で人よりも優れた技を身に着けています。しかし、それはあくまで生身の人間の話しです。斬られた手足も再生する「鬼」とはまた異質なものでした。剣士としての素質のある者が「育手」による特訓を受けた後、「最終戦別」で合格すると晴れて鬼殺隊隊士と認められます。

合格した隊士には「日輪刀」が支給され、刀はその人の素質の色の発色に染まります。刀の色は、得手不得手は表す色なのです。任務の伝令はかすがいからすによって行われ、命を受け鬼狩りに出向きます。洋風のいで立ちで背中に「滅」の字があり、普通の繊維でできた服ではなく、頑丈です。

鬼を見逃す行為は重大な規律違反とされることから、炭治郎と禰豆子はキツイお咎めを受けるのです。

鬼殺隊の最終目標は鬼の根源たる鬼舞辻 無惨の討伐です。

隊士「柱」一覧

当主・産屋敷家（うぶやしきけ）

水柱・冨岡 義勇（とみおか ぎゆう）
蟲柱・胡蝶 しのぶ（こちょう しのぶ）
炎柱・煉獄 杏寿郎（れんごく きょうじゅろう）
音柱・宇髄 天元（うずい てんげん）
霞柱・時透 無一郎（ときとう むいちろう）
恋柱・甘露寺 蜜璃（かんろじ みつり）
蛇柱・伊黒 小芭内（いぐろ おばない）
風柱・不死川 実弥（しなずがわ さねみ）
岩柱・悲鳴嶼 行冥（ひめじま ぎょうめい）

鬼殺隊当主一家の産屋敷家（うぶやしきけ）とは

鬼殺隊の当主たる一族は産屋敷家です。お館様とはこの産屋敷家の歴代当主のことを指し、鬼殺隊最高統率者でもあります。

鬼舞辻 無惨の成敗を掲げ、何代もの間「鬼」と闘っています。産屋敷家の存在は秘匿とされ、「隠」の案内なしではたどり着けません。

この産屋敷家の先祖は無惨でもあり、無惨から「呪い」を受けていました。一家は早死にする呪いで、一時期一族は絶えようとしていましたが、神職から妻を迎えることでその危機を脱します。しかし病弱であることに変わりはなく、一族はみな３０歳前後で亡くなります。

97代目当主が産屋敷耀哉。98代目当主がその長男の輝利哉。無惨を討伐することが、呪いを解除する方法なのです。